スポーツがもたらすストレス緩和
- 福島晴コーチ
- 4月10日
- 読了時間: 3分
週1程度でスポーツをしていると、スポーツをしている時はなんだか元気になってくる気がします。
しかし、その後は疲れたり、ストレスが溜まっていったりしています。
そもそもストレスとは、どこからきているのか。
ストレスとは、外部からの刺激によって生じる心や体の反応、緊張状態を指します。ストレスは、日常生活の中で、自分の安心領域の外からストレスがきています。
ストレスは日頃から少なからず、感じる部分はあると思いますが、スポーツをしているとなぜストレスが緩和につながるのか、どんな健康的な効果があるのかについて書きたいと思います。
・よく適度な運動はストレスの解消や軽減に効果的です。と言われますが、なぜ効果的なのか?
運動には、脳の血流を促したり、筋肉の緊張をほぐすことで心身がリラックスし、気分が改善されます。運動することで、交感神経が優位である時間が長くなりポジティブになりやすく、ストレスを解消させるためのホルモン(セロトニン、エンドロフィン)が分泌されます。
セロトニンとは、精神の安定や安心感、平常心、頭の回転をよくし直感力を上げるなど、脳を活発にさせる鍵となる脳内物質です。自らの体内で生成する精神安定剤とよくにた分子構造をしています。
エンドロフィンとは、痛みの緩和や免疫力の向上、リラックス効果など気分を良くするホルモンであり、その分泌量が減るとノルアドレナリン(興奮ホルモン)が増加し、常に不安や興奮を感じるようになります。
なぜ、運動がストレスを緩和するかというと、神経伝達物質(セロトニン、エンドロフィン)を分泌することでストレスを和らげてくれます。
・どのようなスポーツや運動が健康的効果があるのか
有酸素運動である、ヨガや水泳、ジョギング、ウォーキングなどどれも同じように気分の改善と向上(神経伝達物質の分泌)が観察されております。
どの運動であってもある程度の神経伝達物質が分泌されており、ストレスの軽減にはつながっています。その中で、より効果的な運動は自分のやりたいことや身近なことが一番最適で良いのではないでしょうか。
自分のやりたいことや興味があることであれば、1週間のうちの運動時間も伸び、長く続けられるため、長期的なストレス緩和につながるのではないかと思います。
・ジムはどうなのか?
これは個人的な意見ですが、ジムに通うのも通いやすさの観点と体の変化を見られる部分はとてもいいと思いますが、身体を動かす楽しさにおいてはジムでは物足りないのかなと感じます。全身運動となると走るしかなく、それならジムでなくてもいいし、動いていてスッキリした!という体感が得られる運動の方が楽しめる気がします。
わたしもジムに通っていましたが、身体のメンテナンスと筋力や強化を目的にしており、楽しいというより、スポーツを楽しむためにジムに通って身体を作っていた気がします。
確かに、スポーツはストレス緩和につながりますが、ストレス緩和のために始めるのではなく、「身体を動かしたいなー、これやってみたいなー」といったところから始めていくことが長期的な継続にも繋がり、ストレス緩和からストレスを感じにくい方に変わっていくと思います。
さまざまな目的で行われる身体活動すべてがスポーツ活動であり、スポーツをすることで生活や人生を、より豊かなものに変えることができます。「自分には縁遠い」と思っていた方も、自分なりになにかスポーツを始めてみませんか?
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